Javaの名著が読みたい！

結城さんの本はどれもそうなのですが、文章がとても読みやすいです。 プログラミング初心者の方にもおすすめです。 丁寧に書かれているので、普通の技術本(?)とは雰囲気が違います。 詳細に書かれていて本格的なものがお望みならこの本は適しませんが、 そういう本は２冊目以降にして、とりあえずこの本を読んでみることをおすすめします。

Javaの開発元であるSun公認の本なので、特別な安心感があります。 内容は、実際的なコードサンプルを多く用いているのが特徴で、 Javaの基本を詳細に紹介しています。 甘ったるい入門書では満足できない本格志向の人には最適。 入門書としては少々値が張りますが、本を手に取ってみれば その値段も納得できると思います。

ただし、この本は定番とされる一方でJavaの最新版であるJava SE 6に未対応です。 その点だけは購入するときに気になるでしょう。 しかし、入門書として利用する限りは、大きな問題にはならないと思われます。

続編にあたる『コアJava2Vol.2応用編-改訂版-』が2002/06/06に発売されています。

Javaの文法を理解した後、いざプログラムを書こうとすると、 いくつかの書き方が思い浮かんだします。 そんなときに、どのように書くのが正しい／適切／常識的なのかということが、 68の鉄則としてまとめられています。

文法は理解したがなかなか書き始められない人や、 コードを書いていて本当にこれでいいのかと思っている人、 初級者を抜けて中級以上を目指したいと思っている人 におすすめです。

また、これに似た書籍として、Javaの格言があります。

鉄則の一つ一つには短いタイトルが付けられており、 そのタイトルにその鉄則がどのようなものかが示されています。

Javaの鉄則に似て、 Javaの文法を理解した後に読むと効果的です。また、 「鉄則」が気に入ったのなら、「格言」も呼んでみる価値ありです。

Javaの定石が数多く収録されていて、 それぞれが「原則」という短い文章にまとめられています。